Sexual Secret
ずっとずっと、謝りたかった。




先生にひどいことを言ってしまったこと。



そして怒らせてしまったこと。




「……だ」



「え?」



「いやだ」




そんな言葉を発しながら、口元はニヤリと笑っていた。



本気で嫌だとは思っていなさそうで、よかったけど。




よくないのはこの状況と表情。



急にこの体勢に焦りを感じる。




「せ…先生、あの…」



「許さない。俺を怒らせたのは誰だ?」



「わ…たし、です…」





「どうしたら、許してもらえると思う?」



なんて聞く先生の顔は、明らかに危険だ。

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