描いた日常
「莉久…?もう一回言ってくれる?」
「…だから、大変だっ…「もっと前!」
大変だったよーって言おうとしたら、和泉ちゃんに遮られた。
「?金メッシュ、赤髪、藍色髪の男…」
「そう、それ!ねっ登子!」
「何?」
「金メッシュ、赤髪、藍色髪の男って…あの三人組じゃない?」
「…あぁ、“学園の王子”?」
「そうそう。朝から拝めるなんて、良かったわね莉・久!」
と言うと、和泉ちゃんに背中を叩かれた。
「な、何が何だかさっぱり分からないんですけど…」
「そっか。転校してきたばっかだから、分かんないのか!」
当たり前だよ!和泉ちゃん
「“学園の王子”ってのは男子ゾーンに居る、一年の生徒。超イケメンらしくて、こっちの女子は先輩までもが、全員メロメロ」
登子ちゃんが詳しく教えてくれた
「ちなみに……藍色髪が
川野 梓。銀行会社の息子 性格は紳士的で、優しい」
と和泉ちゃんは指を1の数にした。
「ふむふむ」