「生きろ」
ユサとは中学から一緒にいる。
一緒に学校へ登校するこは家が近所ってのもあるし、高校が一緒ってこともある。
ま、一番の理由は付き合ってるからだけど。
「ってか、お前の弟。また背のびてね?」
学校の最寄り駅を降りた私達は、手を繋ぐこともなく学校へと向かう。
「あー、確かに。伸びてるかも」
「何年だっけ?中2?」
「うん」
「俺、越されそー」
そう言って笑うユサは175…センチぐらい。
弟は…170ぐらいだろうか。
部活でバスケしてるって理由もあるかもいれないけど。