「生きろ」

一室の部屋。

そこには二つの影があった。




「馬鹿馬鹿しい…!」


男が、広い部屋のなかで怒鳴り声をあげた。

その時に持っていたグラスを床に投げ、グラスは音をたてて割れた。


「落ち着け」


「今さら…契約など…!」


「落ち着けよ」


「落ち着けるかよ!」


怒鳴り声をあげた男は、息を荒くして呼吸している。


< 7 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop