続 Forever LOVE



私は公園のベンチに座って
一人で泣いていたの。



その時偶然
悠馬が通りかかったの。


「優香?優香!?
 なんで泣いてるんだよ!?」


そういって悠馬は私のそばに駆け寄ってきた。


「優香・・・。
 入院中にこんなに痩せたのか?
 ちゃんと飯食ってんのか?」

悠馬はいつだって優しいよ。
優しすぎるよ・・・。


「あ、あのねッ・・・」

「ゆっくりでいいから」

「だッ・・だ、いき、と別れた、のッ・・」

「そっか・・・。
 優香。つらかっただろ?」

「うッ、うんッ・・・」


私は大樹のお母さんに
『大樹に会わないでほしい』
って言われたことや
大樹にもう一度告白されたこと
全部を悠馬に打ち明けた。


「優香?もう一回大樹先輩んとこ行け」

「えっ?」

「いいから早く」

「ダメだよ・・・」

「なんでなんだよ?
 大樹先輩が好きなんだろ?」

「うん」

「優香?今なんていった?」


後ろから声が聞こえた。

この愛しい声を聴き間違えるはずはない。

「大樹?
 なんで来たの?
 帰って・・・」


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