続 Forever LOVE


「無理だ。
 なんでなんだよ?
 なんでおふくろがそんなこと・・・
 それに俺のコトまだ想ってくれてるんだったら
 なんで俺んとこ来てくんないんだよ・・・。」


「先輩。
 優香はずっと自分を責めてるんすよ」

「悠馬・・・やめて・・・」

「先輩が事故にあったのは自分のせいだって。
 あの時自分が先輩をひきとめてたらって」

「悠馬!やめてって言ってるでしょ!」

「優香!!!自分の気持に素直になれよ!」

「もういいの!もうやだよ・・・
 私のせいでみんなが傷ついていくんだよ!
 私が・・・全部私が悪「優香は悪くない!」


私の言葉を大樹が遮った。


「全部俺が悪いんだ。
 優香を守れなかった。
 これからはずっと
 優香だけを見て守ってく。
 だから俺のとこに戻ってきてほしい」



大樹・・・。

ごめん・・・。


私は最低の女だったよね。

だから・・・
最後まで最低の女でいるよ。



「私はもう大樹のこと好きじゃない。
 今までずっと隠してたけど
 悠馬が好きだったの」

「優香!先輩のことが好きだって言ったろ!
 嘘つくなよ!先輩んとこ行けって!」

「さっき大樹のこと好きだって言ったのは
 後ろに大樹がいたからだよ。
 最後にこうやって大樹を傷つけようと思って。
 あんたなんか・・・
 あんたなんか大嫌いなの!!!」

「優香!やめろ!
 自分に正直になれって!」

「大樹に比べて悠馬は優しいよね・・・。
 悠馬?キスしよっか?」

「優香!やめろ!
 バカなことすんなよ!」

「悠馬も私のコト好きじゃないの?
 前告白してくれたじゃん。
 ホントはすっごくうれしかったんだよ?
 でもこいつが邪魔するから!」

「優香?
 そんなに俺が嫌いなのか?」

「うん。
 もう顔も見たくない。
 さっさと消えてくんない?」

「じゃあ
 なんで泣いてるんだよ?」

「あんたがうざいから!」

「じゃあ
 俺の前で悠馬とキスしてみろよ」

「そしたら消えてくれる?」

「あぁ。できるんならな」

「悠馬・・・キスしてい?」

「はっ!?
 お前本気なのかよ!?」

「うん」

「バカやめ・・・」
 
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