(本当は)学園一の美女VS学園一のモサ男
第1章
入学式
【莉音ーサイドー】
「いってきま~す!!!」
「いってらっしゃい!」
椎名莉音。
今日から夢の女子高生!家から20分の北山学園に通うの!
家から近いのに…全寮制の学園を選んだのは仕事の関係で…。
でも、15歳ですよ!!!
どんな仕事かはさておき、学園に着く前に鏡の前に…ってかダサッ!!!
まあ、わざとだからしょうがないか…。
わあ!桜の花奇麗だなぁ…。
ん?ちょっと待てよ桜の花びらの奥から見えたのは…ホテルのような建物。掲示板の方に向かう途中に奏夢発見!
「おはよう~!」
「あ!莉音!あたしたち同じクラスだよ!」
「マジで!?やった!!!」
「ていうか、莉音マジダサいんだけど!」
「しょうがないじゃん、あたしは地味に生活することにしたんだから」
「まあ、頑張ってね~!いつかはバレるだろうけど…」
綾瀬奏夢はあたしの仕事を知ってる、中学からの親友だ。
「はやく、教室行こう?」
「うんっ!」
廊下を通るや、いろんなところから声が…「あの人ダサくない?」とか「隣の子マジかわいい」とか…。あたしだって好きでこんな格好してるわけじゃないんですけどぉ!そしたら奏夢があたしの思ってたことを見透かしたかのように
「あんなのほっときなよ!」
と、言ってくれた。確かに奏夢はかわいい。女のあたしでも惚れてしまうかもしれないほどだ。
これからあたしたちが生活する教室が見えた。〈1-6〉
すでに、教室にはたくさんの人が居た。あたしの席は…後ろから二番目。奏夢はというと…あ行からだから一番前。かわいそうに…。あたしの隣は、女の子。茶髪で色白の子。声かけた方がいいかな…。
「あたし、美珠。坂井美珠。よろしくね!」
ヤバい、こんな格好のあたしに話しかけてくれた!マジ嬉しい!
「あたしは、椎名莉音。莉音って呼んで!」
「うん。あたしのことも呼び捨てでいいから」
「ありがとう」
その時、アナウンスが流れた。
「「新入生の皆さんは体育館に集合してください」」
「じゃ、一緒に行こっか!」
「あ、奏夢もいい?」
「もちろん!」
この子はいい友達になれそう!
「奏夢~!一緒に行こう!」
「うんっ!莉音、隣の子は?」
「はじめまして!坂井美珠って言います。美珠でいいから、よろしくね!」
「あたしは、綾瀬奏夢。よろしくね!」
入学式はくだらない長い話しを聞いて終わった。
「莉音~。そろそろ時間じゃない?」
あ、ホントだ。仕事の時間。
「うん。行ってくるね!」
美珠は訳の分からない顔をしている。そりゃそうだよね。教えるのは信用できるようになってからにしよう…。
「いってきま~す!!!」
「いってらっしゃい!」
椎名莉音。
今日から夢の女子高生!家から20分の北山学園に通うの!
家から近いのに…全寮制の学園を選んだのは仕事の関係で…。
でも、15歳ですよ!!!
どんな仕事かはさておき、学園に着く前に鏡の前に…ってかダサッ!!!
まあ、わざとだからしょうがないか…。
わあ!桜の花奇麗だなぁ…。
ん?ちょっと待てよ桜の花びらの奥から見えたのは…ホテルのような建物。掲示板の方に向かう途中に奏夢発見!
「おはよう~!」
「あ!莉音!あたしたち同じクラスだよ!」
「マジで!?やった!!!」
「ていうか、莉音マジダサいんだけど!」
「しょうがないじゃん、あたしは地味に生活することにしたんだから」
「まあ、頑張ってね~!いつかはバレるだろうけど…」
綾瀬奏夢はあたしの仕事を知ってる、中学からの親友だ。
「はやく、教室行こう?」
「うんっ!」
廊下を通るや、いろんなところから声が…「あの人ダサくない?」とか「隣の子マジかわいい」とか…。あたしだって好きでこんな格好してるわけじゃないんですけどぉ!そしたら奏夢があたしの思ってたことを見透かしたかのように
「あんなのほっときなよ!」
と、言ってくれた。確かに奏夢はかわいい。女のあたしでも惚れてしまうかもしれないほどだ。
これからあたしたちが生活する教室が見えた。〈1-6〉
すでに、教室にはたくさんの人が居た。あたしの席は…後ろから二番目。奏夢はというと…あ行からだから一番前。かわいそうに…。あたしの隣は、女の子。茶髪で色白の子。声かけた方がいいかな…。
「あたし、美珠。坂井美珠。よろしくね!」
ヤバい、こんな格好のあたしに話しかけてくれた!マジ嬉しい!
「あたしは、椎名莉音。莉音って呼んで!」
「うん。あたしのことも呼び捨てでいいから」
「ありがとう」
その時、アナウンスが流れた。
「「新入生の皆さんは体育館に集合してください」」
「じゃ、一緒に行こっか!」
「あ、奏夢もいい?」
「もちろん!」
この子はいい友達になれそう!
「奏夢~!一緒に行こう!」
「うんっ!莉音、隣の子は?」
「はじめまして!坂井美珠って言います。美珠でいいから、よろしくね!」
「あたしは、綾瀬奏夢。よろしくね!」
入学式はくだらない長い話しを聞いて終わった。
「莉音~。そろそろ時間じゃない?」
あ、ホントだ。仕事の時間。
「うん。行ってくるね!」
美珠は訳の分からない顔をしている。そりゃそうだよね。教えるのは信用できるようになってからにしよう…。