×戦国ギャグ物語×
×罪と解散
伝説の忍三兄弟…忍の間では一時期有名になった言葉だ。
『雷雨の雨之丸』
雨の日に現れ、雷鳴が鳴ると必ず相手は無惨な死を遂げる。
雨が降らぬ日は、薬を巧みに扱い貧しい民の命を救う忍。
『陰影の霧助』
それは濃霧に迷いこんだかのように幻覚を見せ、人々を惑わす忍術使い。
情報収集に長け、鷹と共に闘う博識器用な忍。
『暗殺の晴之助』
冷酷で残忍な事で知られ、その働きぶりは残忍にして優美と噂される。
人を殺める事に、何の躊躇も情けも持たない傍若無人な忍。
この三兄弟を知らぬ忍はほぼいない。
それほどまでに、全国に名を馳せていた。
しかし、三兄弟はある日を境に解散した。
諸説は色々飛び交ったが、本当の事を知るのはその三兄弟のみである。
陰影の霧助は陽忍に、暗殺の晴之助は陰忍になった。
そして、雷鳴の雨之丸は一時期姿を眩ませ、その後薬売りとして働く。
三兄弟が再び、忍達の前へ現れる事はなかった。
―――あれから、十数年が経った。
拙者は神代の元に仕え、こうして今を過ごしている。
その間に、よく兄弟達の噂を耳にしたが、実際の所真実はわからなかった。
拙者も特に憂いる事なく過ごしていたが、まさか…。
「まさか、またこうして結集する事になろうとはな…」
「勘違いするな、俺は別に貴様と動きたく等ない」
「誰もそんなこと申しておらぬよ」
「止めないかこら。本当に喧嘩の絶えない弟達だな…」
「ふん…雨之丸の兄者はともかく、貴様と兄弟等恥でしかない」
「お前が腹立つのは、一々突っ掛かるからでござろう!」
「だから、止めないか二人共!そんなに二人して抱いて欲しいのか!?いいだろう、さぁ脱げ、俺の胸に飛び込め!!抱いてやる!!」
「「黙れ変態!!」」
こうして拙者達は、十数年ぶりに結集致した。
『雷雨の雨之丸』
雨の日に現れ、雷鳴が鳴ると必ず相手は無惨な死を遂げる。
雨が降らぬ日は、薬を巧みに扱い貧しい民の命を救う忍。
『陰影の霧助』
それは濃霧に迷いこんだかのように幻覚を見せ、人々を惑わす忍術使い。
情報収集に長け、鷹と共に闘う博識器用な忍。
『暗殺の晴之助』
冷酷で残忍な事で知られ、その働きぶりは残忍にして優美と噂される。
人を殺める事に、何の躊躇も情けも持たない傍若無人な忍。
この三兄弟を知らぬ忍はほぼいない。
それほどまでに、全国に名を馳せていた。
しかし、三兄弟はある日を境に解散した。
諸説は色々飛び交ったが、本当の事を知るのはその三兄弟のみである。
陰影の霧助は陽忍に、暗殺の晴之助は陰忍になった。
そして、雷鳴の雨之丸は一時期姿を眩ませ、その後薬売りとして働く。
三兄弟が再び、忍達の前へ現れる事はなかった。
―――あれから、十数年が経った。
拙者は神代の元に仕え、こうして今を過ごしている。
その間に、よく兄弟達の噂を耳にしたが、実際の所真実はわからなかった。
拙者も特に憂いる事なく過ごしていたが、まさか…。
「まさか、またこうして結集する事になろうとはな…」
「勘違いするな、俺は別に貴様と動きたく等ない」
「誰もそんなこと申しておらぬよ」
「止めないかこら。本当に喧嘩の絶えない弟達だな…」
「ふん…雨之丸の兄者はともかく、貴様と兄弟等恥でしかない」
「お前が腹立つのは、一々突っ掛かるからでござろう!」
「だから、止めないか二人共!そんなに二人して抱いて欲しいのか!?いいだろう、さぁ脱げ、俺の胸に飛び込め!!抱いてやる!!」
「「黙れ変態!!」」
こうして拙者達は、十数年ぶりに結集致した。