×戦国ギャグ物語×
×昔話
昔、若い村娘と少年がいた。
少年は仕事の都合で村の付近へ訪れ、兄弟と野宿していた。
ある日、村の娘が少年に握り飯を贈り"しっかり食べないと" と気遣った。
少年は村娘の優しさと愛らしさに惹かれ、恋に落ちる。
娘と少年はいつも隠れては仲良く対談していた。
そんなある日のこと…娘がある男に惚れている事を少年に伝えた。
少年は悲しんだ、恋に敗れたのだ。
他人ならまだしも、その男が己の兄であることに、少年は絶望を感じた。
しかし、少年は悲しみを隠し、娘の恋を応援した。
娘が幸せなら、それでもいいと思えたのだ。
幾日か経って、娘が少年の兄に想いを告げた。
しかし、その想いは届くことなく…少年の兄は娘の告白を断った。
"俺には貴女を守る事は出来ない"
娘は酷く落ち込み泣きわめいた。
少年は胸が張り裂ける思いでその様を見ていた。
ある日、ついに村の付近から発つ事になった。
少年は最後に娘へ想いを告げようと決心し、村へ向かう。
…娘は、首を吊って死んでいた。
嘆く村人に囲まれ、ひっそりと…。
少年の優しい心に、恨みと憎しみが宿った。
その矛先は…娘をふった、己の兄へと向けられた。
娘が死んだのは、兄のせいだ。
兄を殺して、敵を討つ。
少年はそれから、己の兄を執拗に殺そうと試みた。
しかし、力量は兄の方が断然上…このままでは敵わない。
少年は、兄弟と別れ己を磨いた。
いつの日か、兄の首を獲る為に…。
少年は仕事の都合で村の付近へ訪れ、兄弟と野宿していた。
ある日、村の娘が少年に握り飯を贈り"しっかり食べないと" と気遣った。
少年は村娘の優しさと愛らしさに惹かれ、恋に落ちる。
娘と少年はいつも隠れては仲良く対談していた。
そんなある日のこと…娘がある男に惚れている事を少年に伝えた。
少年は悲しんだ、恋に敗れたのだ。
他人ならまだしも、その男が己の兄であることに、少年は絶望を感じた。
しかし、少年は悲しみを隠し、娘の恋を応援した。
娘が幸せなら、それでもいいと思えたのだ。
幾日か経って、娘が少年の兄に想いを告げた。
しかし、その想いは届くことなく…少年の兄は娘の告白を断った。
"俺には貴女を守る事は出来ない"
娘は酷く落ち込み泣きわめいた。
少年は胸が張り裂ける思いでその様を見ていた。
ある日、ついに村の付近から発つ事になった。
少年は最後に娘へ想いを告げようと決心し、村へ向かう。
…娘は、首を吊って死んでいた。
嘆く村人に囲まれ、ひっそりと…。
少年の優しい心に、恨みと憎しみが宿った。
その矛先は…娘をふった、己の兄へと向けられた。
娘が死んだのは、兄のせいだ。
兄を殺して、敵を討つ。
少年はそれから、己の兄を執拗に殺そうと試みた。
しかし、力量は兄の方が断然上…このままでは敵わない。
少年は、兄弟と別れ己を磨いた。
いつの日か、兄の首を獲る為に…。