お嬢様のためなら

中庭は毎月庭師が手入れを行っているため綺麗なことに変わりはないのだが俺自身傷んだ花があるとこの律愁院家の名に泥を塗っているようで積まなければ気が済まない

中庭に着いた俺は1つ1つ丁寧に花を見て回った。

特に傷んだ花などはなく屋敷に戻ろうと思っていたところでマリカさんから呼ばれ6時になったことを察した。

急ぎ足でキッチンに戻りお嬢様の朝食を作りお嬢様の寝室に足を運ぶ。


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