私を愛してくれますか
真実
私は、勢い良く起きた。
「おい!大丈夫か?」
声が聞こえた方向を見た。
「なんで…柊がいるの?」
「なんでって…お前がいきなり倒れたから俺ん家まで運んできたんだよ。何にも覚えてないんだな。」
そう呆れながら柊に言われ辺りを見渡すとさっきいた公園ではなく見慣れない部屋にいた。
「ごめんなさい。迷惑かけて。私すぐに出て行くから…じゃあね」
そう言って柊の家を出ようとした。
「っ!!え?」
いきなり腕を掴まれた。
「なに!?」
「何って…お前が勝手に自己完結して出て行こうとするからだろ。迷惑かけたって思うなら全部話せよ」
私は彼の言葉に驚いた。
しばらく黙っていたが話すことを決意した。