私を愛してくれますか

「オイ!榎本」

「ハイ!……何?」

大きな声で話し掛けられ思わず同じくらいの声で返事をしてしまった。

恥ずかしい。

「だからさぁ。今度からは俺といるときは謝ったりするなよ」

「…うん…わかった。できるだけ謝らないようにする。」

「よし!約束だ。頑張れよ!」

そう言って笑いながら『ポンポン』と私の頭を撫でた。

「／／／ちょっ…何子供扱いしてんのよ!」

そう言いながら『キッ』と柊を睨みつける。

「なに顔真っ赤にしてんの可愛い」

「だから子供扱いしないでよ!」

「はいはい。わかりましたよ。」

早く家に着かないかなと思っていると意外と早く家に着いた。

柊と話をしているときは、早く家に帰りたいと思っていたのに…なのに…いざ家について柊と別れるとなるとなんだか悲しくなった。