『わたし』は『あなた』になりたい
「しゅっ手芸部ってそこまでやるの?」
「流石にここまでやっているのは、わたしぐらいなものですよ」
アハハと彼女は苦笑した。
「わたし、元から人形作りが趣味だったんです。綿をつめた人形から、木彫りとかまで。それで一応手芸部に」
手芸部は布を使った人形作りをしていた。
マカはミナに、二人の姿を模した小さな人形を貰った記憶があったので、覚えていたのだ。
「そっそう。じゃあお互い様ってことで」
「はい、これから気を付けることにします」
あまり譲り合っているのもおかしいので、区切りをつけることにした。
「あっ、マカ先輩は人形に興味ありますか?」
「うっう~ん。古い人形は昔から見ているけどね」
しかしマカの見てきた人形は、大抵動いたりしゃべったりする、普通の人形ではまずない。
「流石にここまでやっているのは、わたしぐらいなものですよ」
アハハと彼女は苦笑した。
「わたし、元から人形作りが趣味だったんです。綿をつめた人形から、木彫りとかまで。それで一応手芸部に」
手芸部は布を使った人形作りをしていた。
マカはミナに、二人の姿を模した小さな人形を貰った記憶があったので、覚えていたのだ。
「そっそう。じゃあお互い様ってことで」
「はい、これから気を付けることにします」
あまり譲り合っているのもおかしいので、区切りをつけることにした。
「あっ、マカ先輩は人形に興味ありますか?」
「うっう~ん。古い人形は昔から見ているけどね」
しかしマカの見てきた人形は、大抵動いたりしゃべったりする、普通の人形ではまずない。