天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
と。

「?」

背中にやんわりと圧し掛かる軽すぎる重み。

ともすれば気付かないような重みだ。

「小岩井さん、作業後、如何にぃ?」

ヽ(・∀・)ノワチョーイ♪

肩越しにヒョコッと顔を覗かせたお面少女が、小岩井の横顔を覗き込む。

「自分は作業後は宿直室に戻りますよ…阿行さん…」

特に微笑むでもなく。

しかし穏やかな表情で小岩井は阿行に告げた。

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