天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
そうこうしているうちに。

「あ、わたるん見ぃっけっ」

阿行はようやく小岩井の背中からピョンと飛び降り、トテトテと走っていく。

最後に振り向き様。

(・ω・)ノ

軽く手を振る阿行。

色々苦しめられたが、この可愛らしさで帳消しになってしまう。

小岩井も軽く手を振り返す。

こうして、彼は阿行の幸せ地獄からようやく解放されたのである。

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