天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
「あん?」

訳も分からず手紙を天音から受け取る龍太郎。

封を破って中身を見ると、『招待します』とだけ書かれたレポート用紙が一枚、丁寧に折り畳まれて入っていた。

気持ちがいいくらい招待状丸出しだ。

「…………どこに招待するって?」

何だこの女。

龍太郎が胡乱な目をするのも無理はあるまい。

彼の反応に嫌な顔一つせず。

「自宅…」

天音は呟いた。

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