天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
先程まで感じていた恐怖心が、一気に薄らいでいくような気がした。
「よぉ天音、何か書くものねぇか?」
「え…」
龍太郎の突然の言葉。
天音は言われるままに、古い万年筆とメモ用紙を差し出す。
「ははっ、万年筆まで年季入ってんな、こりゃ」
笑いながら、龍太郎は何事か書き。
「ほれ」
そのメモ用紙を天音に渡す。
「…………」
『正体状』と書かれたメモ用紙。
『招待状』と書きたかったらしい。
「今度は俺が天音を招待すんぜ。天神寮に住んでっからよ、遊びに来い。雛菊やアリスカ、七星もいるから…みんなで歓迎するぜ?」
「よぉ天音、何か書くものねぇか?」
「え…」
龍太郎の突然の言葉。
天音は言われるままに、古い万年筆とメモ用紙を差し出す。
「ははっ、万年筆まで年季入ってんな、こりゃ」
笑いながら、龍太郎は何事か書き。
「ほれ」
そのメモ用紙を天音に渡す。
「…………」
『正体状』と書かれたメモ用紙。
『招待状』と書きたかったらしい。
「今度は俺が天音を招待すんぜ。天神寮に住んでっからよ、遊びに来い。雛菊やアリスカ、七星もいるから…みんなで歓迎するぜ?」