天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
顔を見合わせる雅代と小夜。

勿論彼女達は、ここが天音の自宅である事も、龍太郎が招待された事も知らない。

故に。

「なななななな、何て事ですか!龍太郎先輩、天音ちゃんをあの洋館に連れ込む気ですかっ!」

不穏当な発言をする雅代。

傍らでは小夜がワナワナと震える。

『まさか…まさかそんな…信じてたのに…』

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