天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
という訳で翡翠と拓斗の楽屋トークから始まった20作品目。

特に珍しい事もなく、本日も天神学園高等部はいつもの朝を迎えている。

橘 拓斗(たちばな たくと)は早朝から完璧超人の指導の下で修行を積み、ようやく制服に着替えて教室へと向かう所だ。

「橘」

そんな彼を呼び止めたのは体育教師の夕城 翡翠(ゆうしろ ひすい)。

「貴様、あの龍娘の阿呆に師事しているそうだな」

(あ、阿呆…)

本人の前で言ったら、あの瞬間湯沸かし器の事だ、速攻で拳なり蹴りなりが飛んで来るだろう。

そんな事を考えながら拓斗は頷く。

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