天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
大の男二人、歩きながらプリンを堪能しつつ歩く。

部屋に戻るまで我慢できないのか、コイツら。

「へぇ…城山と『将門』にねぇ…お前誰にでも殴らせてやるのな」

プリンの甘さを味わいながら、満が笑う。

「別に殴らせてやってる訳じゃねぇ!謂れのない罪って奴だっつの!冤罪だ冤罪!」

スペシャルバカの癖に難しい言葉を知っている。

まぁ確かに、ここ最近龍太郎がフルボッコにされるといえば、彼自身には何ら非のない被害が多い。

まぁ所詮龍太郎なので黙認されているが。

< 225 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop