天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
「で、でもだなぁ…」
カルメの目が泳ぐ。
「お、俺も忘れっぽいからよ…もしかしたら明日持ってくんの忘れるかもしんねぇな…明後日も忘れるかもしんねぇ…その次も…一週間後も…や…ひょっとしたら一ヵ月後も忘れるかもしんねぇ…」
つまり、長い間ゆっくりじっくり仔犬もふもふ写真集を堪能したいらしい。
「…………」
胡乱な目をするワンコ君。
「い…いつでもいいから…返すのは…」
「違ぇよ!見てぇ訳じゃねぇよ!持ってくんの忘れちまうだけだよ!」
カルメの目が泳ぐ。
「お、俺も忘れっぽいからよ…もしかしたら明日持ってくんの忘れるかもしんねぇな…明後日も忘れるかもしんねぇ…その次も…一週間後も…や…ひょっとしたら一ヵ月後も忘れるかもしんねぇ…」
つまり、長い間ゆっくりじっくり仔犬もふもふ写真集を堪能したいらしい。
「…………」
胡乱な目をするワンコ君。
「い…いつでもいいから…返すのは…」
「違ぇよ!見てぇ訳じゃねぇよ!持ってくんの忘れちまうだけだよ!」