天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
『そ、そうかな…』

金髪に慰められ、小夜は少し元気を取り戻す。

『あ、ありがとね…初対面なのにこんなに相談に乗ってくれて、慰めの言葉までかけてくれて…』

「違ぇっつってんだろが!誰がお前みたいな女慰めるかってんだ!」

赤面して、物凄い剣幕でまくし立てるカルメ。

しかし。

『気にしないで。また困った事があったら何でも相談してね』

まるで別人格のように金髪が語る。

しかもメチャメチャ親切。

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