絡む指 強引な誘い 背には壁 Ⅲ
 ええええええ、しゅ、主語は何!?!?
 返事を待っているのか、ずっと髪を撫でている。
 どうしよう……。
 15秒考えて、顔を向けた。
「……」
 優しく、手に触れる。
 ごつごつの骨ばった手。それが、頬に移動した。
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