スキャンダル・ラヴ
_____バシャッ!
「きゃあー!きったな~い!!」
「「「あはははは~」」」
うわ・・・臭い、強烈だ・・・。
南米の奴隷は
牛乳も粗末にかけるのか?
て、そんなことのんきに
考えてる暇 ないよね・・・。
「やっぱ、こういうのって
いじめーとか・・・思っちゃう?」
「やだ、睨みつけないでよ~」
「こっわー!!!」
こいつらに、ただただ
反論したり やり返したりしたとこで
何かあたしのためになるんだろうか?
そんなこと考えてたら
声を出すのも惜しいくらいだし
あたしは黙ることにした。
「ねえ・・・睨みつけないでよ~」
おばちゃん、おばちゃんは
あたしのことを助けてくれるかな・・・
購買にいるおばちゃんを
ちらっと視線を向けた。
「っ!!!」
おばちゃんがいない。
ひどすぎる・・・。
あたしは誰にも助けられない。
存在なんてどーでもいいんだ。
先生までも・・・
「黙ってないで、
謝りくらいすればいいでしょ?」
嫌だ、あたしの人生
この人たちに奪われるの?
絶対・・・・いやっ!!!!
「なんとか言いなさいよっ!
おらっ!!!!」
やだ、蹴られる・・・
「ゃっ・・・!!!」