【完】校内1のイケメンに恋をした!!
や、辞めるって…タバコ辞めちゃうの…!?
「ど、どうしてですか!?
別に、辞める必要なんて無いじゃないですか…!!」
「お前、さっきは未成年だとか体に悪いからとか言ってたじゃん」
「そ、それはそうですけどっ…」
「ならこれでいいじゃん。 な?」
「……はい…」
…うん。
いいはず、なんだけど…なんか私が無理矢理辞めさせちゃったような感じだから、ちょっとだけ複雑…。
「…本当に、辞めちゃうんですか…?」
「おう、キッパリとな」
「……なんか、ごめんなさい。
私、自分の気持ち押し付けて、龍輝さんに無理させちゃってますよね…」
優ちゃんみたいに、広い心で全部を受け止められたらいいのに…。
「お前、気ぃ遣いすぎ」
「へっ…」
ふわり、シャンプーの香りが顔をくすぐる。
「俺、別に無理してないから。
て言うか、お前の為に変わりたいって思ったんだから、素直に受け取っとけよ」
「…っ……」
耳元でコッソリささやく龍輝さん。
それだけで心臓バクバクで破裂しちゃいそうなのに、「お前の為に」なんて…もう、本当に死んじゃうかもっ…。
「なにコソコソ…っつーかイチャイチャしてんだよ龍輝」
呆れ顔の大雅さん。
…って!! そういえばみんなと一緒だったんだ…!!
うぅ…すっかり忘れてた…。
「別にイチャイチャしてもいいじゃん、俺ら付き合ってるんだし? なー?」
「えっ…あ、はいっ…!!」
わっ…龍輝さんが、ギュッて抱き締めてきたっ…。
ヤバいよっ…近すぎっ…!!