【完】校内1のイケメンに恋をした!!
「ば、馬鹿っ…別に俺とコイツは、そんな関係じゃねーし!!」
「えー? “コイツ”とか親しげに言ってんのに、違うんだ?」
「あーもう黙れ!! うるせーぞ大雅!!」
「うるさいのは健ちゃんじゃん」
けらけら笑う大雅さんに、健吾さんは「うるせー!!」と言いながらも顔は真っ赤っかで、焦りまくり。
そんな健吾さんに言葉をぶつけたのは、今まで黙っていた優ちゃんだった。
「私は健吾さんのこと、好きですよ?」
「は…!?」
「私、恋人として健吾さんの隣に居たいです」
ヒュウッと口笛を吹く大雅さん。
龍輝さんは「おーっ」と声を上げ、朔也さんはふっと小さく笑った。
そして健吾さんは、さっきよりも顔を赤くして優ちゃんを凝視してる。
「…マジで、言ってんの…?」
「はい、大真面目です」
「……マジかよ…どうすりゃいいんだよこれ。
え、ほんとに…? マジで俺のことが、好き…?」
「はい」
真っ直ぐな優ちゃんの返事に、健吾さんの顔がますます赤くなる。