【完】校内1のイケメンに恋をした!!
「俺はきっと、これから先もお前に迷惑をかけると思う。
だけど、そんな俺でもいいか?」
真っ直ぐな瞳が、私だけを見つめている…。
「俺のそばに、居てくれるか?」
…龍輝さんのすべてが、私だけを見つめている。
「…わ、私こそ…、龍輝さんにたくさん迷惑かけちゃうと、思います…。
私、自分の気持ちがあんまり上手に言えなくて…、逃げたり、隠したりしてばっかりで、龍輝さんに嫌な思いをさせてしまうかもしれないけれど…――」
…だけど、私は…、
「――…それでも私、龍輝さんのそばに居たいです。
ずっとずっと、龍輝さんと一緒に居たいです」
……龍輝さんと私は、他の人から見たら全然釣り合ってないように見えるかもしれないけれど。
それでも私は龍輝さんが好きだから、この先もずっと龍輝さんの隣に居たい。
「…私、周りの目ばっかり気にしちゃうような弱い人間だけど…、
だけどそれでも、龍輝さんを想う気持ちは誰にも負けてないつもりだからっ…。
…だから、これから先も、そばに居させてくださいっ…!!」
これから先も、ずっとずっとそばに…。
「真由」
「ひゃっ…!?」
龍輝さんが、私の体を抱き締める。
「ありがとう」
「あっ…」
龍輝さんの顔が、近づく。