【完】校内1のイケメンに恋をした!!
……。
その日を境に、私と龍輝さんは前よりももっと近くでお互いを感じ合えるようになった。
…同時に、
朔也さんと大雅さんは私たちから離れて生活するようになった。
本人たちは、委員会や学園祭の準備で忙しいからと言っていたけれど…、
…でもきっと、本当は違う。
あの日…、龍輝さんと口付けを交わした日…、
…龍輝さんと会う数分前の、朔也さんとの出来事が頭から離れない。
…私の頬に触れ、距離を縮めた朔也さん。
そして…、そのタイミングで声をかけてきた大雅さん。
あの時の出来事が、私たちの距離を変えてしまった…。
龍輝さんと笑い合える今は、幸せそのものだけど…。
だけどそれでも、私の頭からあの時のことが消えることは無かった。