【完】校内1のイケメンに恋をした!!
「出る。ってさっきから言ってんじゃん」
「やっ、やめましょうよ!!
そんなの私、絶対嫌です!!」
毎年恒例のイベントって、人がすっごい集まるんだよね!?
そんなところで龍輝さんが私のことを言うなんて…、そんなの、想像しただけで無理だからっ…!!
「別にいいじゃん。
それに、さっきだって教室でお前のこと言ったし?」
「た、確かにそうですけどっ…でも舞台に上がって言うなんて…!!」
「大丈夫、俺がついてる」
そ、そういう問題じゃないよ…!!
「まぁ、気楽に行こうぜ?」
「龍輝さんは気楽過ぎますよ…!!」
「あはは、でもそれが俺だから諦めろ。
よっしゃ、張り切って行こー!」
「…っ…龍輝さんっ…!!」
…龍輝さんに肩を抱かれ、逃げることが出来ないまま道を進んでいく。
そして…、たくさんの人が集まる中庭へ到着してしまう。