the second 〜永遠の恋人〜
『こう春めいてくると憂鬱でね。これから暑くて永遠に長い夏がやってきて、それからまた長い秋がやってきて、それでやっとスキーシーズンが来るかと思うと』
『憂鬱って、冬は終わったばっかりだぞ。授業出ないとヤバイんじゃないか?』
『分かってるけどさ…明日からは真面目に出るよ。今日は充電中』
再び芝生に転がる。
つられて康太も傍らに腰を下ろした。
『康太こそ講義出なくていいのかよ?』
『俺は樹と違って去年だけで50単位近く取ってるんだよ。楽勝楽勝』
『50か…すげえな。俺なんか12だぞ』
『必修だけは頑張って出た方がいいぞ。…それよりさあ、あのでかいホテルで俺らの高校の先輩が殺されたって事件あっただろ?犯人捕まったんだったか?』
『憂鬱って、冬は終わったばっかりだぞ。授業出ないとヤバイんじゃないか?』
『分かってるけどさ…明日からは真面目に出るよ。今日は充電中』
再び芝生に転がる。
つられて康太も傍らに腰を下ろした。
『康太こそ講義出なくていいのかよ?』
『俺は樹と違って去年だけで50単位近く取ってるんだよ。楽勝楽勝』
『50か…すげえな。俺なんか12だぞ』
『必修だけは頑張って出た方がいいぞ。…それよりさあ、あのでかいホテルで俺らの高校の先輩が殺されたって事件あっただろ?犯人捕まったんだったか?』