the second 〜永遠の恋人〜
途中から乗り合わせ、大きく開いた胸元を無遠慮に見つめる会社役員風の男に軽く微笑んだ紗耶香はエレベーターを22階で降りた。
目的の2213号室は角を曲がってすぐだ。
田舎街にそびえ立つ、この不自然なホテルに来るのも勿論初めてではない。
紗耶香は慣れた足取りで廊下を進んだ。すれ違ったアベックの男が紗耶香に見とれ連れの女に睨まれている。
(どんな男だろ。あんまり変な奴じゃなきゃいいけど)
仕事とはいえ好みの男に越した事はない。しかしながら客の大半は金と欲望を持て余し、男は女より優れているとでも勘違いしているような時代錯誤で最低な男ばかりだった。
だから紗耶香も十分承知していて口にだしたりはしても全く期待はしていない。
目的の2213号室は角を曲がってすぐだ。
田舎街にそびえ立つ、この不自然なホテルに来るのも勿論初めてではない。
紗耶香は慣れた足取りで廊下を進んだ。すれ違ったアベックの男が紗耶香に見とれ連れの女に睨まれている。
(どんな男だろ。あんまり変な奴じゃなきゃいいけど)
仕事とはいえ好みの男に越した事はない。しかしながら客の大半は金と欲望を持て余し、男は女より優れているとでも勘違いしているような時代錯誤で最低な男ばかりだった。
だから紗耶香も十分承知していて口にだしたりはしても全く期待はしていない。