the second 〜永遠の恋人〜
『違います…』

『とりあえず主人とは別れなさい。慰謝料は別に考えるわ。私だってあんな男、別に好きじよないのよ。でも彼って結構稼ぎが良いでしょ?だから未だ使えるかなって』

『そんな…酷い!先生が可哀相!…好きじゃないんなら奥さんこそ別れてよ。私の方が先生を幸せに出来る。あなたになんか負けない』

弓暢への想いと色々な気持ちが交錯して未音は感情を慶子にぶつけた。

それを聞いた慶子が呆気に取られた表情で未音を見つめる。

『あなた本気で言ってるの?馬鹿じゃない?遊ばれてるのが分からないなんて…主人は若いあなたの体が恋しいだけよ。目を覚ましなさい!』

『そ、そんな事ない!先生わたしを愛してるって…好きだって…』

『ふざけないで!』
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