the second 〜永遠の恋人〜
どれぐらいの時間、気を失っていたのだろう。
ほんの数分かそれとも数日か…。
とにかく未音が目覚めた時、窓の外はもう暗くなっていた。
反射的に腕時計を見ると23時30分。
ゆっくりと体を起こしながら未音は体の痛みに顔をしかめた。
右腕がズキズキと痛む。
見ると肘の辺りがザックリと裂け、起き上がった拍子に傷口が開いたのか鮮血が流れ出した。
夢であって欲しいと願いながらベッドに備え付けのスタンドに電気をともすと、それが全て事実であったかのように部屋は荒れ、その中に慶子が突っ伏している。
『お、奥さん…』
震える手で慶子を裏返しにした未音は、その体の硬さに小さな悲鳴を上げた。
ほんの数分かそれとも数日か…。
とにかく未音が目覚めた時、窓の外はもう暗くなっていた。
反射的に腕時計を見ると23時30分。
ゆっくりと体を起こしながら未音は体の痛みに顔をしかめた。
右腕がズキズキと痛む。
見ると肘の辺りがザックリと裂け、起き上がった拍子に傷口が開いたのか鮮血が流れ出した。
夢であって欲しいと願いながらベッドに備え付けのスタンドに電気をともすと、それが全て事実であったかのように部屋は荒れ、その中に慶子が突っ伏している。
『お、奥さん…』
震える手で慶子を裏返しにした未音は、その体の硬さに小さな悲鳴を上げた。