the second 〜永遠の恋人〜
未音への手紙
『昨夜も送られてきたの?その手紙』
手に持ったサンドイッチを口の前で止め宮崎紗英(みやざき さえ)は大きな目を更に大きく見開いた。
『うん。これで一週間連続。それも郵送じゃないの。だって切手も貼ってないし住所も書いてないもん。ありふれた封筒に汚い字で名前を書いてるだけ。しかも呼び捨てよ!様ぐらいつけて欲しいわ』
眼鏡の奥の愛らしい瞳を精一杯吊り上げて藍原未音(あいはら みお)はランチのスープを口に入れた。途端にあまりの熱さに目を白黒させる。
『敬称とかの問題じゃないだろ。手紙の内容は?警察に届けた方がいいんじゃないか?最近、新宮市も変な奴が多いからな』
未音の隣に座った浜口康太が真面目な顔で言う。
その前の席に座る仲村樹(なかむら いつき)も無言で頷いた。
手に持ったサンドイッチを口の前で止め宮崎紗英(みやざき さえ)は大きな目を更に大きく見開いた。
『うん。これで一週間連続。それも郵送じゃないの。だって切手も貼ってないし住所も書いてないもん。ありふれた封筒に汚い字で名前を書いてるだけ。しかも呼び捨てよ!様ぐらいつけて欲しいわ』
眼鏡の奥の愛らしい瞳を精一杯吊り上げて藍原未音(あいはら みお)はランチのスープを口に入れた。途端にあまりの熱さに目を白黒させる。
『敬称とかの問題じゃないだろ。手紙の内容は?警察に届けた方がいいんじゃないか?最近、新宮市も変な奴が多いからな』
未音の隣に座った浜口康太が真面目な顔で言う。
その前の席に座る仲村樹(なかむら いつき)も無言で頷いた。