the second 〜永遠の恋人〜
携帯の着信を見てみると弓暢から4回入っていた。メールも1件入っている。
<大丈夫ですか?寝ているのでしょうか?起きたら何時でも良いので連絡下さい>
『何時でも良いって言われてもね…』
さすがに深夜3時では弓暢も夢の中であろう。それとも自分と同じように悪夢にうなされているか…
弓暢への連絡は朝になってからにしようと未音は立ち上がった。
その視界に昨日使った旅行用トランクが入る。
薄紫のケースは暗闇の中で血に濡れたように黒く見えた。
『早く捨てたい…』
未音のマンションは1階フロアの奥にゴミ捨て場がある。
ブロックで作られた専用のスペースで、そこにはいつゴミを捨てても良い事になっていた。
燃えないゴミも粗大ゴミも何でも一緒に捨てられるので住民は非常に喜んでいる。
<大丈夫ですか?寝ているのでしょうか?起きたら何時でも良いので連絡下さい>
『何時でも良いって言われてもね…』
さすがに深夜3時では弓暢も夢の中であろう。それとも自分と同じように悪夢にうなされているか…
弓暢への連絡は朝になってからにしようと未音は立ち上がった。
その視界に昨日使った旅行用トランクが入る。
薄紫のケースは暗闇の中で血に濡れたように黒く見えた。
『早く捨てたい…』
未音のマンションは1階フロアの奥にゴミ捨て場がある。
ブロックで作られた専用のスペースで、そこにはいつゴミを捨てても良い事になっていた。
燃えないゴミも粗大ゴミも何でも一緒に捨てられるので住民は非常に喜んでいる。