the second 〜永遠の恋人〜
『未音もさあ、そろそろ新しいウエア買えよ。今時ワンピースは居ないぞ。返って目立つ』
『いいじゃん目立てば。私はそんなお金あったら、おいしい物をいっぱい食べる方がいいの。紗英には悪いけどウエアなんか何着たって誰も見てないって。私はテクニックで勝負』
『ははっ、確かに未音は上手いよな。俺の次だけど』
康太の言葉に反論しようとした瞬間、未音の携帯が甲高い金属音を鳴らした。流行の着ウタなんかは入れずに初期設定のままである。
『誰から?』
『えっと…仏語の京本先生から…レポート出すの忘れてた。今から出しに行ってくるから先に帰ってて。また電話するね』
慌てて保留にした未音を見て康太は少し口元を歪めた。
『ああ…そろそろ用意しとけよ。未音はいっつもギリギリで何か忘れ物するからな』
『いいじゃん目立てば。私はそんなお金あったら、おいしい物をいっぱい食べる方がいいの。紗英には悪いけどウエアなんか何着たって誰も見てないって。私はテクニックで勝負』
『ははっ、確かに未音は上手いよな。俺の次だけど』
康太の言葉に反論しようとした瞬間、未音の携帯が甲高い金属音を鳴らした。流行の着ウタなんかは入れずに初期設定のままである。
『誰から?』
『えっと…仏語の京本先生から…レポート出すの忘れてた。今から出しに行ってくるから先に帰ってて。また電話するね』
慌てて保留にした未音を見て康太は少し口元を歪めた。
『ああ…そろそろ用意しとけよ。未音はいっつもギリギリで何か忘れ物するからな』