the second 〜永遠の恋人〜
しかし商売が起動に乗るにつれ毎日が充実してきたミサは対照的にどんどん年老いていく大牟田がうっとおしくなってきたのである。
まったくもって自分勝手、身勝手な選択だったとは思うが、今から15年前にミサは大牟田と訣別した。大牟田とはそれっきり逢っていない。
『大牟田教授とあなたの間にどんなイキサツがあったのか、そんな事はどうでもいいんです。私も他人のゴシップには全く興味がありませんので』
『そんなゴシップだなんて…それにさっき刑事さん、真実が知りたいって…』
『私が知りたいのは事件の真実です。そしてあなた方二人について私が唯一知りたい事は、大牟田教授が亡くなってすぐに病院の看護師があなたに電話を入れたと言う事です』
『はい…その電話なら確かに受けました。何分突然だったので混乱したのを覚えてます』
まったくもって自分勝手、身勝手な選択だったとは思うが、今から15年前にミサは大牟田と訣別した。大牟田とはそれっきり逢っていない。
『大牟田教授とあなたの間にどんなイキサツがあったのか、そんな事はどうでもいいんです。私も他人のゴシップには全く興味がありませんので』
『そんなゴシップだなんて…それにさっき刑事さん、真実が知りたいって…』
『私が知りたいのは事件の真実です。そしてあなた方二人について私が唯一知りたい事は、大牟田教授が亡くなってすぐに病院の看護師があなたに電話を入れたと言う事です』
『はい…その電話なら確かに受けました。何分突然だったので混乱したのを覚えてます』