the second 〜永遠の恋人〜
いつの間にか佳恵の姿は無く江里子の前には頭髪の両側を剃り上げ、顎髭をたくわえた若い男が踊っていた。
そして…
そこまで思いを巡らせた江里子は子供が駄々をこねる様に顔を振った。
思い出したくもない…
ボックスで何回かアルコールを勧められた江里子は徐々に意識が遠のき、目が覚めた時にはホテルのベッドに横たわっていたのである。
慌てて体を起こした江里子は愕然とした。
衣服を何も着けていなかったのである。
傍にはさっきと違う坊主頭の男がニヤニヤしながら座り、変な匂いのするタバコをふかしていた。
『あんた、見かけによらず結構激しいじゃん。もうグッタリだよ』
恐怖と羞恥で頭が混乱した江里子は、その後どうやって帰宅したのか覚えていない。
幸い出張中だった雄一郎は留守で家政婦も帰宅した後だった。
肌が裂けて血が出そうになる程、体を洗っても、さっきのタバコの匂いが取れない。
そして…
そこまで思いを巡らせた江里子は子供が駄々をこねる様に顔を振った。
思い出したくもない…
ボックスで何回かアルコールを勧められた江里子は徐々に意識が遠のき、目が覚めた時にはホテルのベッドに横たわっていたのである。
慌てて体を起こした江里子は愕然とした。
衣服を何も着けていなかったのである。
傍にはさっきと違う坊主頭の男がニヤニヤしながら座り、変な匂いのするタバコをふかしていた。
『あんた、見かけによらず結構激しいじゃん。もうグッタリだよ』
恐怖と羞恥で頭が混乱した江里子は、その後どうやって帰宅したのか覚えていない。
幸い出張中だった雄一郎は留守で家政婦も帰宅した後だった。
肌が裂けて血が出そうになる程、体を洗っても、さっきのタバコの匂いが取れない。