the second 〜永遠の恋人〜
『あなたとの話も飽きたし帰るわ。グラス片付けといてね』
もう少しで怒りそうだったが我慢する。機嫌を損ねて居座られたらかなわない。とにかく弓暢は眠りたかった。
『どうぞ置いといて下さい。とても楽しかったですから』
『そう?じゃあまた明日来るわ。付き合いなさい』
(嘘だろ?勘弁してくれよ…)
本人は決まってるつもりなのだろうか、後ろ手で何だか訳の分からない指のサインをして多恵はドアを開けた。
(まあ後ろから見ればスタイルは悪くないな…でも遠慮しとくよ奥さん、未音に比べたらあんたは動物以下だ)
多恵との会話中に未音からメールが来たが対応出来なかった悔しさで口を歪めながら弓暢は多恵を見送った。
ドアがカチリと音を立てるのを聞いて静かに鍵をかける。
そしてベッドに飛び込んだ後、長旅の疲れを取り戻すように眠りに落ちて行った。
もう少しで怒りそうだったが我慢する。機嫌を損ねて居座られたらかなわない。とにかく弓暢は眠りたかった。
『どうぞ置いといて下さい。とても楽しかったですから』
『そう?じゃあまた明日来るわ。付き合いなさい』
(嘘だろ?勘弁してくれよ…)
本人は決まってるつもりなのだろうか、後ろ手で何だか訳の分からない指のサインをして多恵はドアを開けた。
(まあ後ろから見ればスタイルは悪くないな…でも遠慮しとくよ奥さん、未音に比べたらあんたは動物以下だ)
多恵との会話中に未音からメールが来たが対応出来なかった悔しさで口を歪めながら弓暢は多恵を見送った。
ドアがカチリと音を立てるのを聞いて静かに鍵をかける。
そしてベッドに飛び込んだ後、長旅の疲れを取り戻すように眠りに落ちて行った。