the second 〜永遠の恋人〜
最悪の目覚め
最初、未音にはそれが何なのか分からなかった。
元々枕が変わると眠れない方の未音は旅先では何時も朝が早い。
今朝も例に漏れず目が覚めたのは5時きっかりであった。
当然外は真っ暗である。きっと7時ぐらいにならなければ明るくはならないだろう。
もう一度目を閉じたが気分が高ぶって眠れない。
結局昨日は10数本ゲレンデを滑走したあげく、強い雪が舞う中、一人でナイターまで出掛けた。体中が筋肉痛で特に足が痛い。
ホールで水でも飲もうと思った未音はそっとドアを開けた。
ほぼ真っ暗な廊下だが、部屋の明かりを消して眠る未音には少しだけ夜目が効いた。
そしてそれは廊下の真ん中に落ちていた。
落ちていたと言うか転がっていたと言うか…とにかく、その物体が邪魔で未音は困惑した。
元々枕が変わると眠れない方の未音は旅先では何時も朝が早い。
今朝も例に漏れず目が覚めたのは5時きっかりであった。
当然外は真っ暗である。きっと7時ぐらいにならなければ明るくはならないだろう。
もう一度目を閉じたが気分が高ぶって眠れない。
結局昨日は10数本ゲレンデを滑走したあげく、強い雪が舞う中、一人でナイターまで出掛けた。体中が筋肉痛で特に足が痛い。
ホールで水でも飲もうと思った未音はそっとドアを開けた。
ほぼ真っ暗な廊下だが、部屋の明かりを消して眠る未音には少しだけ夜目が効いた。
そしてそれは廊下の真ん中に落ちていた。
落ちていたと言うか転がっていたと言うか…とにかく、その物体が邪魔で未音は困惑した。