the second 〜永遠の恋人〜
昨夜の事を思い出し江里子は視線を宙に泳がせた。
『あなた達ご夫妻の部屋は廊下の突き当たり…つまり殺害現場から最も離れているわけですが、何か不審な物音は聞こえませんでしたか?』
『物音って?』
『そうですね…例えば廊下を誰かが歩く音だとか、外からロビーに入って来る音だとか』
『いいえ、先程も申しました通り、ぐっすり眠っていたので…例え何かあったとしても気付きませんでした』
江里子の答えに刑事達は顔を見合わせ何やら小声で話をした。
『あの…強盗か何かなんですか?』
『さあ、それは何とも。ただ被害者は腹部を刃物で刺された後、首を刺されて絶命しています。しかし揉み合った形跡もないし暴行された後も見受けられません。それに昨夜の外気温はマイナス15度ですから』
『あなた達ご夫妻の部屋は廊下の突き当たり…つまり殺害現場から最も離れているわけですが、何か不審な物音は聞こえませんでしたか?』
『物音って?』
『そうですね…例えば廊下を誰かが歩く音だとか、外からロビーに入って来る音だとか』
『いいえ、先程も申しました通り、ぐっすり眠っていたので…例え何かあったとしても気付きませんでした』
江里子の答えに刑事達は顔を見合わせ何やら小声で話をした。
『あの…強盗か何かなんですか?』
『さあ、それは何とも。ただ被害者は腹部を刃物で刺された後、首を刺されて絶命しています。しかし揉み合った形跡もないし暴行された後も見受けられません。それに昨夜の外気温はマイナス15度ですから』