最期の手紙
私には
アルコール依存症だった夫を
捨てたものとしての
後ろめたさが残り続ける。


どれだけ言い訳をしても
彼を見捨てたことに
変わりはない。


体力が弱っているものを
あしでまといだからとあっさりと
見捨ててしまったのだ。
< 267 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop