あたし達夫婦なんです!!
「どっ、どうしたの?告白断ってきたんでしょ?それなのになんでそんなに泣いてるのよ!?草野くんになんかされたの!?」
あたしはとにかく首を縦に振るしかなかった。
そして愛美はあたしを優しく抱きしめ背中をさすってくれた。
廊下にもかかわらずあたしは愛美の胸でたくさん泣いた。
本当に怖くて怖くてどうしようもないくらいだった。
隼人くんに会いたい、そうたくさん思っていた。
その日は早退をすることにした。
さっきのことであまりにも気分が悪くなってしまったからだ。
「ただいまー!実花居るかー!?」
あっ、隼人くん帰ってきた、急いでご飯の支度しないと。