キラキラ~ホンマは好きやし~






「…実はさ。俺ら、別れてん。」


やっぱり…


どういう反応をしていいんか分からんくって、頷くしか出来ひん。


次は七美がしゃべり出した。


「あたしら…はじめは普通のカップルやった。
 お互い好きやったし…デートだってした。
 でも二週間くらいたって…
 修ちゃんがあたしじゃない子が
 好きなんちゃうかなぁって思い始めてん。
 よく、その子の名前と間違えられたし…
 デート中も遠い目をして誰かを想ってた」


七美が涙を堪えながら話している。









< 137 / 433 >

この作品をシェア

pagetop