キラキラ~ホンマは好きやし~
「また修太くん告られたんや~」
そんな声がして振り向くと、
親友の北里 七海がおった。
「で、また彼女役になったんや」
七海は苦笑いしながら言った。
「うん…」
うちのテンション下がりまくり。
修太がだいぶ前告られた時、
「好きな子おるん?」って聞かれたらしい。
その時にうちと付き合ってるってウソついた事によって、
うちは修太のニセ彼女。
うちはホンマもんの彼女になりたいのに…。
「ったく、ゆうちん。本当の事言うたら?」
七海が教室のドアを開ける。
相変わらず騒がしい教室。