キラキラ~ホンマは好きやし~






「修太、好きな子おるんやって。」


はぁ…、とため息をつく。


「そうなん?!ゆうちんとちゃうん?!」


七海が目を大きく開けながらそう言う。


ただでさえ大きい目やのに、
さらにパッチリと開く。


やっぱ、七海ってかわいいなぁ。


修太の好きな子、七海とちゃうんやろか?


「なんかすっごい優しくて、
かわいくて、よぉ笑う子らしいねん。」


うちはイスに座って、
3度目のため息をついた。


確かにうちはよぉ笑うけど、
優しないし、かわいないもん。


絶対うちとちゃうわ。

 



 
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