キラキラ~ホンマは好きやし~
うちもいつものように、隣に寝転んだ。
「なぁ~?好きな子誰なん?」
うちがそう聞くと、修太は顔を赤らめた。
「あー、うん。まぁ…」
照れながら頭をかく修太。
そんな修太を見てたら、泣けてきた。
こんな照れてる修太、久しぶりに見た。
うちが小さい頃、
風邪ひいて出れへんかった試合で修太が
優勝したことがあった。
そんときに、みんなに褒められてる時の修太は、今みたいに照れてたっけ。
それ以来かも。
…そんなに、その子のこと好きなんやな。
「はよ言うてみーな!うちが相談とかのったるやん!!」
明るくそう言うた。
作った笑顔でそう言うた。
せやけど、そんなうちに気づかずさらに顔を赤らめる修太。
なぁ。
修太?
うちは、その子になれへんの……?