キラキラ~ホンマは好きやし~







「サンキュ。誰にも言うなよ?」


うちの大好きな笑顔で、修太はそう言った。


この笑顔、これから先もずっと見てたい…。


修太の隣で。


誰よりも、修太の近くで…。


これってワガママなんやろか…?


そして、閉じていた口を開ける修太。


「北里七海…」


───え?


今、なんて言うた?


聞き間違い?


修太を見つめたまま、
「なな…み……?」
と聞き返す。


すると、修太は不思議そうにうちを見た。


だって、だって…。


うちの親友やで?


七海は、うちが修太の事好きなん知ってるんやで?


これ、七海が聞いてたら何て言うん…?

 








 
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