キラキラ~ホンマは好きやし~







その時。


『ガチャ』という、ドアの開く音がした。


修太と同時に振り向く。


そこには…。


「七海……」


七海、おったんや…。


今の聞いてたんかな…?


「北里、俺…」


修太が立ち上がって七海を見つめる。


……なんで?


なんで七海だけ見つめるん?


うちもいるんやで?


修太…。


うちの事も、見てよ…。


「うん…あたし、今聞いてたから」


七海の表情を見て、動けんくなった。


なぁ、七海?


その顔ってさ…

 




 
< 30 / 433 >

この作品をシェア

pagetop