キラキラ~ホンマは好きやし~







「あたしも、修太くんのこと好きやから…」


ほら。


やっぱり、そやねんな。


自分の目の前で、
大好きな人と親友が結ばれた。


幸せそうな2人。


こんなこと、ある?


うちの今までの想いって、何やったん…??


「ごめんな…ゆうちん……」


そう言うた七海の顔が、涙で滲んで見えへん。


アカン…泣いたらアカン…。


うちは必死で笑顔をつくった。


「全然!えぇカップルやん。…おめでとう」


耐えきれへんくって。


そう言うのが精一杯で。


うちは屋上を飛び出した。

 





 
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